Empty Dumpty
ヒトもすなるぶろぐといふものを、私もしてみむとてするなり。 徒然なるままに文章を書いてみるつもりです。
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The T 14
いやあ、危ない危ない。
広告を載せる事態は避けようと

こんばんは
フェルゼです。

手遅れじゃん!

何だかよく分からないですけど、日付を間違えてました。
負けた気分です。
FC2に。

そんなこんなで、今回更新は以前の続き。
着地点を模索中です……。
お付き合いいただける片は、以下からどうぞ。

 「どう思う?」
 カップを傾けつつ、アコースが尋ねた。
 「タイミングがタイミングだ。
  ベリルが関わっていると見て間違いはないだろうが……ナブラの意図したものか意図しないものかが問題だ」
 「そもそも、ナブラってどういう男なんだい?
  僕は今の彼しか知らないんだ」
 「それを語るには、まず父親、アベル・ハルトマンについて説明しなくちゃいけない」
 「時間はある。
  付き合うよ」
 「アベルは、研究者だった」
 一つ息をついて、クロノが話し出した。
 「優秀な研究者でね、業績も順調に重ねていた。
  主に研究していたのは、ジェネレーターの小型化だったらしい。
  あるプロジェクトと競合するまでは、全てが順調だった」
 「どのプロジェクトだい?」
 「プレシア・テスタロッサのプロジェクトさ」
 「そこで、テスタロッサとのかかわりか」
 「あぁ」
 「恨みを、ということは負けたのかい?」
 「結果的にはプレシアのプロジェクトが採用されたが、そもそも勝負にならなかった」
 「そんなにひどかった……というわけでもなさそうだけど」
 「辞退したんだ、アベル自身が」
 「それはまたどうして」
 「分からない、が、プレシアが辞退に追い込んだという噂もある」
 「それこそ、どうしてだね。
  そんな女性じゃなかったろうに」
 「問題は、その噂をプレシアが否定しなかったことなんだ」
 「それは、また」
 「当時のプレシアはその噂について、肯定はしなかったものの否定もしなかったという話を複数から得ている」
 「それで、その、アベル自身はどうしているんだい」
 「死んだよ。
  プロジェクトの辞退後、色々なことがうまく行かなかったようだ。
  泥酔状態で車を運転しての単独事故だった」
 「それで息子の方を気にしているということなんだ」
 「うん。
  だがそれも、難しくなった」
 「接触について、諦めるつもりはないんだろう?」
 「あぁ。
  初めは半ば賭けのつもりだったが、姿を消したことで確証に変わった。
  彼からは話を聞かなくちゃいけない」
 「君の指揮なら見つかるのもそう遠くないだろうね」
 「……ところが、そう簡単にはいきそうにないんだ」
 「うん?」
 「これは内密に頼みたいんだけど」
 「大丈夫だよ。
  話していい内容と悪い内容くらい、心得ている」
 「人手が足りないんだ」
 「人手が?
  結構な人数がいたと記憶しているんだけど」
 「減らされている」
 「減らされて?
  ベリルにはそこまでの影響力なんてなかったと思うけど」
 「ないだろうな。
  だが、事実だ」
 「と、いうことは」
 「現職の執務官が一人、だ。
  局のメンツにかけて大きく動いたって不思議じゃないのにこの状況。
  何かがおかしい」
 「なるほど、ね。
  じゃあ僕は、暇を見つけて内部を少し調べてみようか」
 「悪いな」
 「君だって、僕にこんな話をしたってことは、もうすでに何か思うところがあるんだろ?」
 「少しは、ね」
 ひらひらと手を振るクロノ。
 「それは、洋服のタグかい?」
 「あぁ。
  もしかしたらこれは、面白い着地をするかもしれない」
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