Empty Dumpty
ヒトもすなるぶろぐといふものを、私もしてみむとてするなり。 徒然なるままに文章を書いてみるつもりです。
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The T 12
こんにちは
ようこそ、先生。

こんばんは
フェルゼです。

たまたま見つけてしまったので、まぁ社……ゲフン、パンダ先生を自室にお招きすることにしました。

さて、今回更新はカテゴリリリカル。
ごめんね、まだ続いてたんだ。
お付き合いいただける方は、以下からどうぞ。



 「ティアナ・ランスター」
 「クロノ提督。
  どうされましたか」
 背後から声をかけられたティアナが、振り向いた。
 「今は執務官に戻っている。
  少し時間をもらえるかな?」
 「それは、捜査に関して、ということですか?」
 「あぁ、公用だ」
 「それなら、構いませんよ」
 
 「それで、だ」
 「はい」
 「君は、ベリルの件を覚えているね」
 「グラス・ベリルですね。
  はい、覚えています。
  フェイトさんと一緒に、私も組織の調査に関わっていましたから」
 「なぜあの組織を追っていたんだ?」
 「大雑把に言えば、悪いことは何でもやっていたからです。
  それなのに、決め手を残していない」
 「なかなか狡猾だな。
  末端から何かボロがでそうなものだが」
 「それがどうも、末端までしっかり統率力が及んでるようで、組織の不利になるようなことは一切しゃべらないんです」
 「構成員の出入りはなかったか?
  ここ一ヶ月くらいだが」
 「ありません。
  あそこは人の出入りは少ない組織ですから。
  一番新しくても、半年ほど前になりますね。
  詳細な時期とメンバーの情報が必要なら、お持ちしますけれど」
 「そうだな。
  一番新しいところだけで構わないから、頼む」
 「了解しました」



 「君の私見で構わないんだが、あの組織で危険なのは誰だ?」
 ややあって、ティアナの持ってきた数枚の書類に目を通していたクロノが訊ねた。
 そこに記されていたのは、半年前に三名の男性が新たに加わったという情報であり、彼らの若さでは重要な仕事に関わってはいないと思われた。
 「そうですね……ベリルをはじめ幹部達はもちろん危険ですが、見た目からしてそうですからね。
  警戒はできます。
  そういった意味では、ルクレチアと名乗っている女性でしょうか」
 「ルクレチア?」
 クロノの脳裏に、劇場でのことが浮かんだ。
 「ルクレチア・スノウ、そんな名前だったはずです。
  冷静な顔をしていますが実は激情型で、ポーカーフェイスのまま何をしでかすか分かりません。
  現に、捜査員が何人か撃たれています」
 「捜査員が?」
 「はい。
  けれども、証拠がないんです。
  状況証拠はどれも彼女が加害者と指している。
  ただ、物的証拠がない」
 「厄介だな……。
  誰が撃たれたんだ?」
 「そうですね……新しいところでは、ウィルム執務官とタンプ補佐官が」
 「君たちの捜査を引き継いだ二人じゃないか」
 「はい。
  私とフェイトさ――ハラオウン執務官の捜査を引き継いで、かなり深くまで食い込んだ、らしいです」
 「二人からの報告は」
 「詳細な報告をもらう前に、撃たれてしまったので」
 「そうか……」
 「一人に銃弾二発ずつ。
  用心深い手です。
  お二人とも致命傷は免れましたが、一時は重態でした。
  まだ絶対安静のはずです」
 「そうか。
  ありがとう、貴重な時間を割かせてすまなかった」
 「いえ……あの、捜査の方は」
 「……芳しくない」
 「そうですか……。
  私でお手伝いできることがあれば、何でもおっしゃってください」
 「ありがとう」
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