Empty Dumpty
ヒトもすなるぶろぐといふものを、私もしてみむとてするなり。 徒然なるままに文章を書いてみるつもりです。
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再想
更新をサボっていたわけではないのです。
更新できなくなるというお知らせをサボったのです。

こんばんは
フェルゼです。
ごめんなさい。

言い訳させてもらうと、あんなに急に僻地に追いやられるとは予想外だったのです。
まぁ、んなことはもういいんです。
更新させろー
うぉー

というわけで、今回更新はリリカル短編。
しばらくぶりのお話。
登場されるのは、なのはさんとフェイトさん、アリサさんすずかさんはやてさん。
お付き合いいただける方は、以下からどうぞ。


 どうして、私は離れていられたのだろう。

 その瞳に見つめられずに。
 その声に呼ばれずに。
 その姿を映さずに。
 例えば会えない日が続いたとしたら、私は、いつまでもっただろうか。

 忘れるわけがなかった。
 時折冷たささえ感じる紅の、本当はとても温かな瞳。
 鳥の囀りのようでいて、柔らかで優しい声。
 暗闇の月のように、穏やかな光のように、包んでくれる存在。

 私の、大切な――




 「あー、フェイト戻ったの」
 「お帰り、フェイトちゃん。
  三日振り、だね」
 「今回はフェイトちゃん三日でえぇなぁ。
  私、今度三週間や。
  しかも、うちの子らとはべっこ」
 ガラリと教室の戸を開けたフェイトに、残っていた四人のうちアリサとすずか、はやてが声を掛けた。
 「うん、戻ったよ」
 掛けられた声に、フェイトがふわりと微笑み返す。
 けれども、もう一人の声が返ってこないことに、訝しげに眉を寄せた。
 他の三人も不思議そうに、残る一人に目を向けた。

 「……」
 「なんや、なのはちゃん。
  どうしたん?」
 「……」
 無言のまま、なのはがはやてを手で呼んだ。
 「手先で私を呼ぶとはなのはちゃんもええ身分やな」
 「……」
 「なんやいな、一体。
  ……あぁ、んー」
 パクパクと小さく口を動かすなのはに、はやてが唇を近づける。
 「あたっ」 
 「余計なことしないの」
 パコンと、アリサが頭をはたいた。
 「へいへい。
  で、なんなん?」
 今度は大人しく耳を寄せたはやてに、なのはが何事かを囁く。
 「ふん?
  はぁ……はぁ?」
 顔を離し、なのはを見るはやての顔は呆れ顔。
 「何?
  どうしたのよ」
 アリサが訊ねた。
 「フェイトちゃんが心配しちゃって仕方ないみたいだから、早く教えてあげて」
 すずかが笑みを浮かべたままではやてを急かす。
 「いや、なんや三日振りにフェイトちゃんの姿を見たら腰が抜けたそうや」
 「あぁ、座ったままなんじゃなくて、立てなかったのね」
 よっと試しにアリサがなのはの手を引くと、なのはががくりと崩れた。
 「わっ」
 「ほんとだ」
 アリサがぱっと手を離して、それをのほほんと見るすずか。
 「そらまぁ、わかっとったことやけど……」
 はやてが苦笑する。
 倒れかけたなのはは、地面にぶつかる前に当然のようにフェイトに抱きすくめられていた。
 「わ、私がんばるよなのは!」
 なのはを抱きしめたまま、フェイトが宣言する。
 「何をどう頑張るか知らないけど、さっさと離してあげなさい。
  なのはがゆで上がる前に」
 
 


 後書き
 なのはさんが一言もしゃべらないという。
 
 
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