Empty Dumpty
ヒトもすなるぶろぐといふものを、私もしてみむとてするなり。 徒然なるままに文章を書いてみるつもりです。
M. T. 55
平面の二次元、立体の三次元
じゃあ、脳内は?

こんばんは
フェルゼです。

イラストでも造形でもない文章ってのは、
脳内でイメージされるものだと思うので。
○次元という分類をするならばどうなるのだろう……って、ししょうと考えてしまいました。
日付が変わってしばらくたっても結論が出ないので、時間切れとなりました。
元々は休日の過ごし方について話してたんだっけか。
……どうしてこうなった。

さて、今回更新もM. T.
にどと、えらびなおせない、せんたくしをだいて
お付き合いいただける方は、以下からどうぞ。
 砕けた破片が、燐光を放っている。
 「何、だ……これは」
 ジュエルシードとは明らかに異なる終焉に、フェイトが息を呑んだ。
 ポツポツ
 床に散ったそれは、2、3度跳ねて、そして。
 床が、燃え上がった。
 「な……!」
 溶けた蝋が広がる様に、炎が部屋の床を舐め尽していく。
 「フェイ……ちゃ……」
 ぐったりと凭れかかったなのはの声に、フェイトの思考が呼び戻された。
 「出ようなのは!
  私につかまって!」
 フェイトに抱き寄せられたなのはが、重そうに腕をフェイトの首に回す。
 その腕が首にしっかりと固定されたのを感じて、フェイトは床を蹴った。
 なのはを力を込めて引き寄せて。
 固まりかけていたフェイトの腕の傷口が、血を吐いた。
 漏れそうになる声を押さえて、フェイトが眉根を寄せた。
 揺れる炎の壁が迫る。
 向こうは見えない。
 厚さの分からないそれに、首を縮め、体を丸めるようにしてフェイトは突っ込んだ。
 キン……
 バルディッシュが光った。
 フェイトとなのはの周囲に、歪んだ力場が発生する。
 けれども通常の炎よりはるかに高温のその壁は、バルディッシュの組み上げた障壁をもジワリと侵食する。
 リミットブレイクの反動か、バルディッシュに亀裂が走る。
 「バル……!」
 感じる熱量の差と掌の中で震えた愛機とに気付いて、フェイトが呻るように声を漏らした。
 同時に、なのはの指のレイジングハートも、それに呼応するかのように明滅した。
 ギシリと、障壁そのものが力を持つように熱の壁を押しのける。
 「ありがと……レイジングハート」
 目を閉じたままでなのはが告げる。
 「ね……フェイトちゃん」
 「なに」
 視界は揺らめく蒼炎に占められていて、記憶を頼りに駆けるフェイトの返事は短い。
 「なのは……重いよね」
 「そんなこと、ない」
 「フェイトちゃん手にひどい怪我してるし、魔法もほとんど使えない。
  私は邪魔にしかならないでしょ」
 「そんなことない」
 「私の魔力、全部フェイトちゃんに預けちゃえば大丈夫、だからなのはを置いて……」
 「しゃべると舌噛むよ、なのは」
 なのはの言葉を遮って、フェイトが言った。
 「今はなのはと話してる余裕はないんだ。
  文句なら後で聞く。
  今は黙って、私に掴まってて」
 「――フェイトちゃんの、ばか」
 フェイトの言葉になのはは小さくため息をついて。
 血色を失った顔に、隠しきれない喜びを込めて。
 小さく目を開けてフェイトを見つめ、再び目を閉じた。

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