Empty Dumpty
ヒトもすなるぶろぐといふものを、私もしてみむとてするなり。 徒然なるままに文章を書いてみるつもりです。
M. T. 36
設定一つ、違っていれば
そう思わざるをえない作品って、ないですか?

こんばんは
フェルゼです。

まぁ、個人の好き好きなんですけどね。
行き着く先は好みの問題。
だから、ニアミスした時ってすごい残念な気になっちゃうんです。
残念てーか、おしいってーか。
ビンゴゲームで、リーチまでしたのにビンゴできなかった時のような。
ちょっと違うかな。

さて、今回更新はM. T.
ちょっと久々な気もしますが、週一ペースならこんなもんなんですよね。
間に違うの挟んだ所為で。
お付き合いいただける方は、以下からどうぞ。


 それは早朝の事だった。
 「ひっ捕らえろ!
  "なのは"の方は丁重にお連れするんだぞ!
  もしかしたら姫君かもしれんのだからな!」
 荒々しく響いたノックの音にドアを開けたなのはを押しのけるようにして、数人の男たちが家の中に入っていった。
 なのはの方も、別の数人に囲まれて動けない。
 「ま、待ってください!
  私は違うと言っているじゃありませんか!」
 「証拠のないまま言い争っていても埒が明かんのでな!
  直接彼の国に赴いて首実験をさせてもらうことにした!」
 ゾクリと、なのはの背を怖気が走った。
 決定打だった。
 「仕方ないよ、なのは。
  従おう」
 先ほど踏み込んでいった数名に囲まれてフェイトが現れた。
 肩を竦めようとして、掴まれた腕に阻まれる。
 「ほう、先生の方が従順とは意外ですな」
 「そうかな?」
 まるで他人事のような顔をするフェイトに、なのはは分からなくなった。
 押せばいいのか、引けばいいのか。
 突っぱねるべきなのか、表面上は大人しく従うべきなのか。
 しかし、ここでごねてどうなるだろう。
 再度の患者らの支援は、望めなくもないが今回は分が悪い。
 下手をすれば、彼らに対する心証をただ悪くしてしまうだけに終わってしまうかもしれない。
 それは当然ながら、避けたい事象だった。
 「……分かりました。
  私も従いましょう」
 しぶしぶといった感を隠しもせず、なのはは睨むように頷いた。
 「けれども一つ条件があります」
 「なにかな?」
 「私とフェイト先生とは常に一緒にあること。
  これが条件です」
 「ふん……。
  まぁ、いいでしょう。
  こんなところで無駄な時間はとりたくない」
 言って手を振ると、フェイトの囲みが少し緩まる。
 そして、なのはをも囲い込んで閉じた。
 「戸締りくらいはさせてあげますよ。
  まぁ、無駄かもしれませんけどね」
 男はそう言って、不敵に笑った。
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