Empty Dumpty
ヒトもすなるぶろぐといふものを、私もしてみむとてするなり。 徒然なるままに文章を書いてみるつもりです。
M. T. 4
踊る踊る
掌の上

こんばんは
フェルゼです。

さて
そうですか!「あなた早く帰ってきてね」までですか!
でもって、それを田村さんが仰るってことは、つまりなのはさんのセリフなわけですね!?
なのはさんがフェイトさんの嫁ってことで、確定していいと、そういうことですか!!
たとえ公式じゃなくていい!
田村式ならそれでいい!
さすが運命の相手!
なのフェイ、イェッフー!

……
………
失礼。
弄ばれましたフェルゼです。
えぇ、本望ですとも。
翻弄されて本望です。
第一回目からこんな爆弾投下されるなんて、予想外もいいところでした。
エクスクラメーションをこんなに使った記事が、当ブログでかつてあっただろうか。
いや、ない。
あぁ…すみません、本当に。
油断してたところで精神揺さぶられました。
不意打ちには弱いのよ。
ふいぃぃぃぃ…
ふいぃぃぃぃ…
よし、少し落ち着いた。

今回更新もM. T.
国が違えば法律も変わるわけですよ。
お付き合いいただける方は、以下からどうぞ。
 「着いたよ」
 フェイトがそう言ったのは、日もすっかり暮れた後だった。
 「…ここ?」
 「何かおかしい?」
 「だって…ここはまだ森の入り口だよ」
 「だから?」
 「魔法使いって、深い森の中に住んでるんじゃないの?」
 「生活に不便だよ、それ」
 「そう言われればそうなんだけど…」
 どこか釈然としないものの、先に降りていたフェイトの手を借りてなのはもその家の前に立った。
 ごく普通の一軒家…と、倉庫のような離れが二つ。
 「あれは?」
 「私の仕事場。街中だとあれを建てるのが大変だし、この子を繋いでおけないからね」
 「仕事って、なに?泥棒じゃないの?」
 「ん…まぁ、そのあたりはゆっくり話そう。とりあえずは…我が家にようこそ、お姫様」
 「…どうも」
 「私はこの子を繋いでくるから、先入っててよ」
 鍵を開けたフェイトが角を曲がっていき、なのははそっと戸を開けた。
 「おじゃましまーす…」
 魔法使いの家というからには、気味の悪い標本とかが飾ってあるのだろうか?
 そう思いおそるおそる覗き込んだなのはだが、それは杞憂に終わった。
 しかし。
 「ぅげ」
 淑女らしからぬ音が漏れた。
 そこには気味の悪い標本が転がっていたり、おかしな生物がいたりすることはなかった。
 ただし、そこは混沌だった。
 「ちょっと散らかってるけど、気にしないで。そこら辺に座ってくれていいから」
 フェイトがのんきに顔をのぞかせて。
 なのはは頭を抱えた。
 「ちょっとじゃありません!気にします!そこら辺すらすでにありません!」
 「そ、そう?」
 「ちょっと出てて!整理するから!」
 背中を押されるがままに追い出されて。
 それから、資料や試料のことに思いいたって、慌てて扉を開けた。
 
 「とりあえずは、こんなものかな」
 部屋を見渡して一息ついた。
 「おぉ…部屋が見渡せる」
 「当たり前のことに感心しないでください」
 溜め息が漏れた。
 「いやいや、当たり前のことがどれだけ素晴らしいか、それを忘れちゃいけないよ」
 「偉そうにまとめないでよ」
 「ところでキミは、もしかして、家事全般が得意だったりするの?」
 「全般ってほどじゃ…掃除と炊事くらいは花嫁修業って名目でやらされたけど」
 「なのは」
 「え?」
 急に名前を呼ばれて、心臓が跳ねた。
 真顔で詰め寄られて、頭が軽いパニックを起こす。
 今までは、外見の特徴といえば女性の割に高い背とかすごく綺麗で長い金髪とかに意識を取られていたけれど、それに負けず劣らず恐ろしいまでに整った顔立ちをしていることに気がついた。
 しかもそれは、かわいいというよりも美麗…もしかしたら、カッコいいと言った方がいいような容姿。
 え?なにこれなにこれ?
 頭に降って湧いた"王子様"という単語を、慌てて振りはらう。だってこいつ泥棒だし!
 そんな落ち着こうとした懸命な努力も、フェイトに手を握られて水泡に帰した。
 「な、なななな、なんでしょう!?」
 声が裏返る。
 なのはの両手をぎゅっと握ったまま、フェイトがゆっくりと口を開いた。

 「なのは…結婚しよう」

 「は…?」
 混乱を極めた頭が、一周して冷静さを取り戻す。
 「何言ってるんですか、あなたは」
 「どうせ一緒に住むんだし、そういう形態もいいんじゃないかと思って」
 「この国の法律がどうなっているか知りませんけど、さほど知りもしない相手に求婚するのはどうかと」
 「姉妹でもないのに一緒に住んでる理由を町の人に聞かれたら、嫁ですって言おうと思ったんだけど。
  食事を作って待っててくれる、素晴らしい嫁ですって」
 「普通に友だちでいいと思うけど…というか、それが目当てだよね?」
 「どれ?」
 「食事」
 「いやー、どうも料理は苦手でねー」
 「開き直ったところでどうこうなるもんじゃないけどね。…まぁ、お世話になるわけだし、食事の用意と掃除くらいはするよ」
 「ほんと!?ありがとう!これで生活が潤うよ」
 「期待されても、困る」
 「期待してるよ。
  あ、そうだ。お風呂にでも入る?」
 「あるの!?」
 貴族ならともかく、一般庶民の家にそんなものがあるということがなのはにとって純粋な驚きだった。
 「仕事の前は体を清潔にっていうのがリニスの…私の師の教えでね」
 「へぇ…」
 「それで、どうするの?」
 「入る」
 「ん、じゃあ、ついてきて」
 「うん」
 家の外に出て、壁沿いにぐるりと半周。
 「お風呂、こんなところにあるの?」
 「ここだけど」
 そう言って、フェイトは壁の向こうを指した。
 「せっかく格子の入った窓つけたのに、一人だとまったく意味がなくってね」
 そう言って、薪の保管場所、種火のつけ方、火の強さなどを講釈していくフェイト。
 これは、もしかしなくてもお風呂の用意の仕方?
 なのはが気がついたとき、ここまで、とばかりにフェイトが手を打った。
 「じゃあ、火の様子見ててね」
 「え?」
 「え?って、もしかして一番風呂はいるつもりだったの?」
 「えっと、その…」
 「私家主。貴女居候。おっけー?」
 「お、オッケー」
 「あ、一緒に入りたかったのか」
 「違います!」
 「冗談に付き合ってくれてもいいじゃない」
 「冗談で頷いたら、貴女本当にするでしょ」
 「そりゃ、もちろん」
 「さっさと済ませてください!」
 「それは今夜の…」
 なのはの手から、木切れがフェイトを狙った。
 
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